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zoom RSS 中華料理 東日本大震災:善意の輪広がる避難所のとどろきアリーナ、生活再建に不安の声も/川崎

  作成日時 : 2011/06/18 12:58   >>

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 東日本大震災の避難者受け入れが県内最多の川崎市中原区のとどろきアリーナには、福島県出身者ら100人以上が避難所生活を送っている。落ち着きを取り戻しつつあるが、今後の生活再建には不安な様子。お見舞いに訪れた同県出身の阿部孝夫市長は「できるだけの支援はする。頑張ってください」と避難者を励ました。

◆被災者一息
 「食べ物もあるし風呂も入れる。子どもが遊べるスペースもある。ここは天国」。家族や親類など20人の大所帯で福島県川内村から来た猪狩喜一さん(59)は、一息ついた様子。

 同県南相馬市から避難してきたトラック運転手の鈴木広美さん(42)は「ゆったりしていて普通の生活ができる。もっと苦しんでいる人たちが大勢いるのに、ぜいたく。いまなお食料が不足している被災地に、余った食料を送ってほしい気持ち」と、被災地の状況をおもんぱかった。

 心配なのが今後の生活再建。仕事に戻れるのか、住宅ローンは、子どもの学校は…。不安は尽きない。猪狩さんは「原発が安全な状態になればすぐにでも戻りたいが、どうなるか分からない。こちらでの生活も考えないと」と話し、被災者受け入れ用の公営住宅の申込書類に記入。鈴木さんは「放射能の問題が解決しないと、先のことは考えられない」と話した。

◆できる限り
 「できる限り物資を届けたい」。中原区に住む主婦(67)は大量の防寒着や下着を車に積んで、夫とともにとどろきアリーナを訪れた。町内会で物資を集め、21日から何度も届けている。「避難者が大変なら何か手伝いたい。ここで十分なら、東北方面にも届けたい」と話していた。

 「少しでも手伝いたくて」と話すのは、私立大1年の島田優香さん(19)=宮前区=と市立中3年の藤原日向子さん(15)=幸区。飲み物や菓子、おむつ、生理用品のほか、絵本や漫画、トランプ、折り紙など避難所に届けられる物資を整理している。島田さんは「わざわざ買って届けてくれる人もいる。温かい気持ちを感じます」、藤原さんは「避難している人たちに少しでも貢献したい」と笑みを浮かべた。

 避難所には、さまざまな支援の輪が広がる。130人前のギョーザを届けた中華料理店、無料で洗濯をするクリーニング店…。豚汁やおでんなど、炊き出しに参加する市民もいる。

◆市長が激励
 市によると、22日午後4時現在の避難者は34世帯108人。市はとどろきアリーナ入り口に対策本部を設け、職員が24時間態勢で対応。ボランティアの受け付けは、市社会福祉協議会内の「ボランティア活動振興センター」が窓口。「居ても立ってもいられない」「何か役に立ちたい」など、すでに100件以上の問い合わせが寄せられている。

 同日午後、避難所を訪れた阿部市長は、避難者に「ここでゆっくりしてください」「立ち直って頑張ってください」と、励まして回った。阿部市長は「食料は足りているが、あるのはインスタント食品。煮物などで野菜も提供していきたい。被災した皆さんは、古里に愛着がある。一日でも早く再起してもらうため、できるだけの支援をしていきたい」と話した

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